
必要な電源ケーブルが差し込まれているか
パソコンを自作したのに、いざ電源ボタンを押したら正常に起動しなかったというのはわりとよくあることです。特にパソコン自作の初心者であれば、多くの人が通る道といっていいでしょう。では、作ったパソコンが正常に起動しなかった場合、どのような対処をすればいいのでしょうか。まず、電源ボタンを押すと一瞬、電源ランプが点灯するものの、そのあとはうんともすんともいわないケース。この場合、考えられるのは電源周りの問題です。自作初心者の場合、電源ケーブルの一部をきちんと差し込んでいないことがよくあり、起動不良が発生します。特にATX12V、EPS12Vと呼ばれるケーブルの差し忘れがよくあるので注意しましょう。
SATAケーブルが外れていないか
起動はするが黒い画面に文字が出て、そのままうんともすんともいわなくなるというケースも多いです。この場合、ハードディスクランプを確認してみてください。まったく光っていない場合、ハードディスクのケーブルが外れているのかもしれません。ハードディスクはSATAケーブルでマザーボードと接続しますが、ロック機構がついていないケーブルの場合、組み立てた後、持ち運んだり、床に置いた衝撃などで外れてしまうことがたまにあるのです。
補助電源が必要なビデオカードを使っていないか
ハードディスクランプなどを見ているとパソコンは起動しているように見えるものの、モニターは真っ暗ということもあります。この場合に疑いたいのはビデオカード周りのトラブルでしょう。たとえば、性能の高いビデオカードの場合、補助電源が必要になり、電源ケーブルを差し込まないと動きません。性能の低いビデオカードはマザーボードに差し込めばそれだけで動くので、こうしたカードしか使ったことがない人だと忘れてしまいがちです。
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